Moldova Wine Club

REPUBLIC OF MOLDOVA

モルドバ共和国とはどこにある国?人口・首都・歴史・食文化とワイン

ルーマニアとウクライナに挟まれた、九州よりやや小さな国。
旅先の空港で偶然その名を聞いた僕の人生を変えた国を、ご紹介します。

「帰りのチケットを取らなかった」医学部の卒業旅行から

モルドバのことを、僕は旅に出るまで何も知りませんでした。医学部の卒業旅行で、同期とフランス、イタリア、スペインを回った最後、僕だけ帰りのチケットを取らずに一人旅を始めました。ゴールはウクライナ。その前にルーマニアを挟むことにしたのです。

ところがルーマニアの空港で、ウクライナ行きの飛行機に並んでいたとき、前にいた男性に声をかけられました。「どこから来たんだい? 日本か。ウクライナに行くなら、その前にモルドバに行けばいいじゃないか。ワインも美味いし、美女も多いぞ」。こんな機会は二度とないと思い、僕は飛行機をキャンセルしてモルドバへ向かいました。

着いてみると、旧ソ連の空気が色濃く残る、想像とはまるで違う国でした。SIMカードすら買えず、正直「すぐ帰ろう」と後悔したほどです。それでも勇気を出して買いに行った先で現地の友人ができ、そこから滞在がすべて変わりました。

友人に連れていかれた先で飲んだ一杯に、ワイン素人の僕は衝撃を受けました。「これが本当のワインなのか」。これまで知っていたワインとは違う、そんな素敵な香りと味でした。

そして最終日、一人で入ったバーで、のちに妻になる人に出会いました。翻訳アプリで「テキーラ飲む?」と聞いたら「私はビールがいい」と返され、ウケはイマイチでしたが、僕はそのまま恋に落ちました。

あの空港での一言がなければ、この国もワインも、僕の人生にはなかったはずです。いま僕がモルドバワインをお届けしているのは、その偶然の続きです。

— 川田(株式会社ティヤーナ / Moldova Wine Club)

モルドバはどこにある?場所と基礎データ

モルドバ共和国は、東ヨーロッパにある内陸国です。西はプルート川を境にルーマニア、北・東・南はウクライナに囲まれ、海には面していません。面積は九州よりやや小さく、なだらかな丘とブドウ畑が続く農業国です。首都キシナウは、国のほぼ中央に位置します。

日本ではまだ馴染みの薄い国ですが、ルーマニアと言葉や文化を多く共有し、そこに旧ソ連時代の面影や、ウクライナ、ロシア、ガガウス(トルコ系)など多様な人々の暮らしが重なっています。

モルドバ共和国の基礎データ
正式国名モルドバ共和国(Republic of Moldova)
場所東ヨーロッパの内陸国。西にルーマニア、北・東・南にウクライナ
面積3万3,843平方キロメートル(九州よりやや小さい)
人口259.7万人(2021年、モルドバ国家統計局。トランスニストリア地域の住民を除く)
首都キシナウ(キシニョフ)
言語ルーマニア語。ロシア語も一般に通用
宗教キリスト教(正教)等
通貨モルドバ・レイ(MDL)
独立1991年8月27日 独立宣言

出典:外務省「モルドバ基礎データ」(令和5年4月12日)。最新の数値は出典ページでご確認ください。

モルドバの歴史をざっくり

  • 14世紀:1349年にボグダニア公国(のちのモルダヴィア公国)が建国。1457年に即位したシュテファン大公の時代に最盛期を迎えます。
  • 16世紀〜:1512年にオスマン帝国の宗主権下に入ります。
  • 19世紀:1812年のブカレスト条約で、現在のモルドバ共和国に概ね相当するベッサラビアがロシア領になります。
  • 20世紀:1918年にルーマニアがベッサラビアを占領し、1940年にはソ連がモルダヴィア・ソヴィエト社会主義共和国を創設しました。
  • 1991年8月27日:モルドバ共和国として独立を宣言しました。

ルーマニア、ロシア帝国、ソ連と、大国のあいだで揺れ動いてきた歴史が、この国の言葉や料理、街並みに重なり合って残っています。僕が最初に感じた「旧ソ連の空気」も、その一つです。

モルドバの食文化:ママリガ、プラチンテ、ゼアマ

モルドバはかつて農業が中心の国で、家で育てた小麦やトウモロコシ、野菜を使った、素朴でお腹にたまる家庭料理が受け継がれてきました。

  • ママリガ(mămăligă):トウモロコシ粉を練り上げた料理。パンの代わりに添えられることもあり、羊や牛のチーズ(ブルンザ)、サワークリーム、肉の煮込みなどと一緒に食べます。
  • プラチンテ(plăcinte):チーズ、じゃがいも、キャベツ、果物などを包んだパイ。お祝いの席にも欠かせない、モルドバの人々の誇りです。
  • ゼアマ(zeamă):鶏と自家製の麺、香草ラベージで作るスープ。サワークリームと唐辛子を添えて熱々でいただきます。

そして、こうした食卓にはたいていワインがあります。モルドバの家庭料理は、モルドバワインと合わせてこそ、という料理ばかりです。

出典:モルドバ観光公式サイト「Moldova Travel」ガストロノミー紹介

モルドバを旅行するなら

モルドバの旅は、首都キシナウを拠点にするのが基本です。街を歩けば旧ソ連時代の建物と新しいカフェが混ざり合い、少し郊外に出ればブドウ畑の広がる丘と、ワイナリーや田舎のゲストハウスが待っています。家庭料理とその土地のワインを味わう時間は、この国ならではの楽しみです。

旅の前には、外務省の海外安全ホームページで最新の安全情報と渡航情報を必ず確認してください。地域によって状況が異なります。

僕の経験から言えるのは、言葉が通じなくても、勇気を出して一歩踏み出すと現地の人がぐっと近くなる、ということです。SIMカード一枚から、旅はまるごと変わりました。

モルドバとワイン

外務省の渡航医療情報でも、モルドバは「良質なワインを産する農業国」と紹介されています。ワイン造りの長い歴史を持ち、フェテアスカ・ネアグラやララ・ネアグラ、フェテアスカ・アルバ、ヴィオリカといった固有品種が、ほかの国にはない個性を生んでいます。

産地や品種、ワイナリーのことは、モルドバワインとは?特徴・歴史・産地・品種で詳しく紹介しています。最初の一本を選ぶならおすすめのモルドバワインから。固有品種ならフェテアスカ・ネアグラとララ・ネアグラの解説もどうぞ。

当店で扱うワイナリーは、プルカリ、ラダチーニ、ファウター310、そしてポヤーナ(POIANA)など。モルドバを代表する赤ワインネグル・デ・プルカリや、3品種ブレンドのフリードムブレンドも、商品ページからご覧いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q. モルドバはどこにある国ですか?

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A. モルドバ共和国は東ヨーロッパの内陸国で、西をルーマニア、北・東・南をウクライナに囲まれています。海には面していません。

Q. モルドバの首都と人口は?

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A. 首都はキシナウ(キシニョフとも表記)です。人口は外務省の基礎データで259.7万人(2021年、モルドバ国家統計局。トランスニストリア地域の住民を除く)とされています。

Q. モルドバの面積はどのくらいですか?

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A. 外務省の基礎データでは3万3,843平方キロメートルで、九州よりやや小さい国です。

Q. モルドバでは何語が話されていますか?

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A. 外務省の基礎データでは言語はルーマニア語で、ロシア語も一般に通用するとされています。通貨はモルドバ・レイ(MDL)です。

Q. モルドバはいつ独立しましたか?

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A. 1991年8月27日に独立を宣言しました。それ以前はモルダヴィア・ソヴィエト社会主義共和国として旧ソ連の一部でした。

Q. モルドバの代表的な料理は?

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A. トウモロコシ粉を練ったママリガ(mămăligă)、チーズやじゃがいも、果物などを包んだパイのプラチンテ(plăcinte)、鶏と自家製麺のスープのゼアマ(zeamă)などが知られています。

Q. モルドバワインは日本で買えますか?

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A. はい。Moldova Wine Club(株式会社ティヤーナ)の公式オンラインショップで、プルカリ、ラダチーニ、ファウター310、ポヤーナ(POIANA)などのモルドバワインを購入できます。

モルドバの味を、日本の食卓へ

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