WINE TASTING
ワインのテイスティング方法
見て、嗅いで、味わう。ワインを最大限に楽しむ基本ステップを解説します。
目次
準備するもの
ワイングラス
チューリップ型のグラスがおすすめ。口がすぼまった形状が香りを集めてくれます。 初心者は赤白兼用の万能グラスでOK。
明るい場所・白い背景
ワインの色を観察するために、白い紙やナプキンを背景にすると色がよく見えます。
グラスの持ち方
グラスはステム(脚)を持ちましょう。ボウル部分を持つと手の温度でワインが温まってしまいます。
Step 1
外観を観察する(See)
グラスを白い背景にかざし、色と透明度を確認します。 ワインの年齢やブドウ品種、醸造法のヒントが得られます。
赤ワインの色変化
白ワインの色変化
チェックポイント
- ✓透明度:濁りがないか確認。濁っていたら品質に問題がある可能性も
- ✓粘性(レッグ/涙):グラスを回した後、グラスの内壁を流れる線。アルコール度や糖度のヒント
Step 2
香りを楽しむ(Smell)
ワインの香りは味わいの80%を決めるとも言われます。2段階で香りを楽しみましょう。
まず静止状態で
グラスを回さずに鼻を近づけ、最初の香り(第一アロマ)を感じます。 果実や花など、ブドウ由来の香りが感じられます。
スワリング(回す)
グラスをテーブルに置いたまま円を描くように回し、ワインを空気に触れさせます。 より複雑な香り(第二・第三アロマ)が開きます。
香りの3つの層(アロマ)
第一アロマ(ブドウ由来)
果実、花、ハーブの香り。品種の特徴が現れる。
第二アロマ(発酵由来)
バターやブリオッシュなど、発酵や樽熟成で生まれる香り。
第三アロマ(熟成由来)
革、たばこ、キノコなど、瓶内熟成で発展する複雑な香り。
Step 3
味わう(Sip)
少量を口に含み、舌全体に広げて味わいます。 舌の部位によって感じる味が異なります。
舌の部位と感じる味
舌先
甘味
舌の両側
酸味
舌の奥・歯茎
渋み(タンニン)
味わいのチェックポイント
- 1甘味・辛口:残糖が感じられるか、ドライ(辛口)か
- 2酸味:爽やかさ、フレッシュさを感じるか
- 3タンニン(渋み):口の中が乾く感覚(赤ワインに多い)
- 4ボディ:軽い〜重い。ワインの「重さ」「濃さ」
- 5余韻(フィニッシュ):飲み込んだ後、味わいがどれくらい続くか
Step 4
総合評価する(Savor)
外観・香り・味わいの総合評価を行います。 以下の3つの観点で振り返ってみましょう。
バランス
酸味、甘味、タンニン、アルコールが調和しているか
複雑性
香りや味わいに多層的な要素があるか
余韻の長さ
飲み込んだ後、心地よい味わいがどれくらい続くか
自分の好みを言語化しよう
「フルーティで飲みやすい」「タンニンがしっかりしている」など、 自分の好みを言葉にしておくと、次のワイン選びの参考になります。
適温で楽しむ
ワインは適温で飲むことで、香りや味わいが最大限に引き出されます。
| ワインタイプ | 適温 | ポイント |
|---|---|---|
| 赤ワイン(フルボディ) | 16〜18度 | 室温よりやや低め |
| 赤ワイン(ライト〜ミディアム) | 14〜16度 | 少し冷やすと飲みやすい |
| 白ワイン | 8〜12度 | 冷蔵庫で1〜2時間 |
| スパークリング | 6〜8度 | しっかり冷やす |
| ロゼ | 8〜10度 | 白ワインに近い温度 |